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Riche Amateur

「文学は、他の芸術と同様、人生がそれだけでは十分でないことの告白である」 ――フェルナンド・ペソア         

中世とは何か

先日フォースターの『アレクサンドリア』を読み、歴史の楽しさを再確認したことから手に取った一冊。もっと直接的には『オンディーヌ』の「訳者あとがき」、水の精伝説の起源を語った文章のなかに、この作家の著作が紹介されていたのだった。親しみのある名…

アレクサンドリア

ブルース・チャトウィンの『どうして僕はこんなところに』に紀行文の楽しさを教えてもらったのをきっかけに、以前から読もう読もうと思っていた本をようやく手に取った。読もうと思っていた歳月に比べ、なんと早く読み終えてしまったことだろう。『天使が踏…

消えた印刷職人

ルネサンス期のヨーロッパにおいて、印刷技術の発展がユマニスム運動の普及にもたらした影響を知りたいと思って手を伸ばした、16世紀の印刷職人物語。 消えた印刷職人―活字文化の揺籃期を生きた男の生涯 作者: ジャン・ジルモンフロワ,Jean‐Gilles Monfroy,…

死刑執行人サンソン

すでに読んだことがある本を、それと気づかずに購入してしまったことはありませんか? そしてわくわくしながらページを開いて、ただならぬ既視感(というより、既読感)に襲われることはありませんか? ありますよね、いや、ぜったいあるはず。そんな懐かし…

大学の歴史

『不純なる教養』を読んで知った、大学という概念を捉えなおすための一冊。最近人文系の本ばかり読んでいるのは、世界観に入り込む必要のない人文書の気安さが心地良いから。でも、こう人文書続きの生活を送っていると無性に文学が読みたくなってもくる。素…

国民国家とナショナリズム

山川出版社から出ている「世界史リブレットシリーズ」。僕にとってこれは諸問題の前提知識を与えてくれる入門書であり、多くの関連書籍を教えてくれるガイドラインでもある。これから紹介する本はそんなリブレットの中で、上にあげたある種リブレット的な要…

パリ歴史探偵術

2005年だかに講談社現代新書の装丁が変わったじゃないですか。 絶対昔のほうが良かったですよね。 愚痴から始めてごめんなさい。 今回は僕をパリへと旅立たせた本を紹介します。 パリ歴史探偵術 (講談社現代新書) 作者: 宮下志朗 出版社/メーカー: 講談社 発…