アイデン&ティティ
みうらじゅんによる、彼の人となりからは想像も出来ないほど感動的な作品。
みうらじゅん『アイデン&ティティ 24歳/27歳』角川文庫、1997年。
ただの感動的な漫画を超えた、「ロックとは何か」を必死に追い求めた作品。
ボブ・ディランとジョン・レノンの登場と、彼らがもたらす影響を音符に乗せる主人公。
コミックです。ここでコミックを取り上げることになるとは想像もしていませんでした。
読んでいる最中から、何度も泣き出しそうになるのを堪えました。「ロック」という概念と直接的な関わりを持たない人間にも、訴えかけてくるものがあります。
みうらじゅんに泣かされるなんて。
すごく良いです。