STAR EGG――星の玉子さま
人気ミステリー作家が絵も文もかきおろした、不思議な絵本。
森博嗣『STAR EGG――星の玉子さま』文春文庫、2007年。
タイトル、雰囲気から勝手に哄笑を誘うようなパロディ本だと思っていたら、意外にも内容がしっかりしていて驚きました。玉子さまの愛犬の名前がジュペリなんだもん。
「寂しいとは、どんなことでしょうか。
人が誰もいないことでしょうか。でも、誰もいなければ、寂しいと感じる人もいないはずです。誰かがいるから、寂しいと感じることができるのです」
「まだ開けていないプレゼントとメッセージ。まだ開けていないから、そこには夢がありました。もう孤独はありませんでした」
とにかく絵が可愛い。イラストレーターが描いていると思ってしまいました。
ちょっとオススメです。