Riche Amateur

「文学は、他の芸術と同様、人生がそれだけでは十分でないことの告白である」 ――フェルナンド・ペソア         

蜘蛛の糸・杜子春

芥川龍之介の作品群の内、少年少女のために書かれたものを集めた本。

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

 

芥川龍之介『蜘蛛の糸・杜子春新潮文庫、1968年。


杜子春」が読みたくて手に取り、芥川の魅力にとりつかれてしまった。表題作の他に、「犬と笛」、「アグニの神」、「白」が特に気に入ったが、他のどの作品も文句なしに面白い。

チェーホフの短編のように、すんなりと入り込めて中々抜け出せない。

本棚に常に備えておきたい一冊。

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)