2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧
先日の『クロイツェル・ソナタ』に引き続き、青柳いづみこの『六本指のゴルトベルク』に紹介されていて、どうしようもなく読みたくなった本。さすがは神西清、文字の大きさだけを変えつづける新潮文庫の海外文学のなかにあって、すこしも訳文が古びていない…
青柳いづみこの『六本指のゴルトベルク』で紹介されていて、どうしようもなく読みたくなった本、そのいち。19世紀のロシア文学を読むのはじつに久しぶりのことだったので、ページを開く前からとてもわくわくした。 クロイツェル・ソナタ/悪魔 (新潮文庫) 作…
最近は短歌に関連する本ばかりを紹介していたものの、じつはこれと並行して、わたしはいまかつてない情熱をもってクラシック音楽に関する本を読み漁っている。音楽論、音楽小説、作曲家の伝記など、その内訳はさまざまだが、すべてのきっかけとなったのは、…
こんなに立てつづけに紹介するべき作家ではないのに、またもや穂村弘。先日の『世界中が夕焼け』と『求愛瞳孔反射』はすこし前に読んだものだけれど、これはほんとうについ最近読み終えた。もっとゆっくり読めばよかったとも思う。穂村弘の真骨頂、歌集。 手…
信頼する友人が推薦しているのを知って、途端に興味を持った一冊。歌人である穂村弘の、短歌ではない詩集。 求愛瞳孔反射 (河出文庫) 作者: 穂村弘 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2007/04 メディア: 文庫 購入: 17人 クリック: 259回 この商品を含…