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「文学は、他の芸術と同様、人生がそれだけでは十分でないことの告白である」 ――フェルナンド・ペソア         

雑記:好きな作家ベスト100(2010年版)

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 友人たちと恒例にしている、公開した途端に後悔するランキング、年末の「好きな作家ベスト100」を掲示します。

 今年は年始に派手なイベント、半年のところでは派手な引っ越し、そしてそれ以降今もなお続く「文盲」期間があったため、年始に期待していたようにはまるで読めておらず、換算してみると例年を遙かに下回る冊数となりました。

 ただ、手元に本棚もインターネットもない状況で思索に耽っていると、参考として引きたいのがどの本であったのか、自分の思考に影響を与えている作家が誰であったのかが、ほんの少しだけわかったような気がします。フランス語圏の作家が多すぎるという、いつもの傾向には拍車が掛かり、50位くらいまでは例年になく迷いました。


 それでは今年のランキングです。

<好きな作家ベスト100:2010年12月版>
001.レーモン・クノー
002.エーリヒ・ケストナー
003.アントン・チェーホフ
004.ギルバート・キース・チェスタトン
005.ジョルジュ・バタイユ
006.ギュスターヴ・フロベール
007.ミラン・クンデラ
008.ウィリアム・シェイクスピア
009.マルセル・プルースト
010.フェルナンド・ペソア
011.イタロ・カルヴィーノ
012.ルイス・キャロル
013.エドワード・モーガン・フォースター
014.ジェイムズ・ジョイス
015.レーモン・ルーセル
016.ジャック・プレヴェール
017.ミゲル・デ・セルバンテス
018.レイモンド・チャンドラー
019.アドルフォ・ビオイ=カサーレス
020.サミュエル・ベケット
021.ルイ=フェルディナン・セリーヌ
022.ジョルジュ・ペレック
023.ジョゼ・サラマーゴ
024.フランツ・カフカ
025.ギヨーム・アポリネール
026.スタンダール
027.オウィディウス
028.アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
029.ホメロス
030.レイ・ブラッドベリ
031.マルセル・パニョル
032.イワン・ツルゲーネフ
033.エドガー・アラン・ポー
034.ピエール・ルイス
035.アルベール・カミュ
036.ハーマン・メルヴィル
037.ミハイル・ブルガーコフ
038.ミヒャエル・エンデ
039.ロバート・ルイス・スティーヴンスン
040.アラン・シリトー
041.ギー・ド・モーパッサン
042.アルフレッド・ジャリ
043.ウジェーヌ・イヨネスコ
044.フョードル・ドストエフスキー
045.スチュアート・ダイベック
046.マルセル・エイメ
047.チャールズ・ディケンズ
048.ジェローム・クラピカ・ジェローム
049.ウィリアム・トレヴァー
050.ヘルマン・ヘッセ
051.イアン・マキューアン
052.レーモン・ラディゲ
053.ボリス・ヴィアン
054.アーネスト・ヘミングウェイ
055.ジャンニ・ロダーリ
056.ジュール・ヴェルヌ
057.オマル・ハイヤーム
058.ジョージ・オーウェル
059.ブノワ・デュトゥールトゥル
060.アンドレ・ブルトン
061.ホルヘ・ルイス・ボルヘス
062.ディーノ・ブッツァーティ
063.カリンティ・フィレンツ
064.ジャン・コクトー
065.シャルル・ペロー
066.ジェイン・オースティン
067.ヴラジーミル・ナボコフ
068.エステルハージ・ペーテル
069.エマニュエル・ボーヴ
070.スティーヴン・ミルハウザー
071.マーク・トウェイン
072.J・D・サリンジャー
073.ペルハム・グランヴィル・ウッドハウス
074.ボフミル・フラバル
075.アール・ラヴレイス
076.ロジェ・グルニエ
077.ニコライ・ゴーゴリ
078.ラッタウット・ラープチャルーンサップ
079.マルキ・ド・サド
080.ヤスミナ・カドラ
081.スコット・フィッツジェラルド
082.ハーバード・ジョージ・ウェルズ
083.アナイス・ニン
084.ロバート・キャパ
085.カート・ヴォネガット
086.ロアルド・ダール
087.ジョン・アーヴィング
088.アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ
089.ガブリエル・ガルシア=マルケス
090.アベ・プレヴォ
091.ジョン・マクスウェル・クッツェー
092.ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ
093.ギルバート・アデア
094.アンドレイ・クルコフ
095.ケネス・グレーアム
096.ジェイムス・クリュス
097.ダフネ・デュ=モーリア
098.パトリック・ジュースキント
099.ダイ・シージエ
100.チャールズ・ブコウスキー

 昨年は入れ忘れさえしたフロベールが堂々の6位、9位のプルーストと10位のフェルナンド・ペソアも初登場です。5位以内の五人は今やもう動かしようもなく、実際のところ順番はそのときの気分で決めています。1位から5位が全員1位、6位から50位くらいまでが全員2位と思って頂ければ幸いです。なお、例年は人文書の著者たちも入れていたのですが、入りきらなくなってしまうので今年は入念に省きました。日本文学に関しては別の理由、語れるほどの知識がないという理由で入れていません。日本の作家たちが全員100位のブコウスキー以下であるというわけではないので、ご安心下さい。

 ちなみに。冒頭に掲げた画像は友人が作成してくれた文豪コラージュです。これをもらったときの感動が、2010年という年を特別なものにしてくれました。ありがとう。

 次の記事では今年読んで一番面白かった本を発表します。