Riche Amateur

「文学は、他の芸術と同様、人生がそれだけでは十分でないことの告白である」 ――フェルナンド・ペソア         

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ミヒャエル・コールハースの運命

後期ロマン派に分類されるクライストの代表作。 ミヒャエル・コールハースの運命―或る古記録より (岩波文庫) 作者: クライスト,吉田次郎 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1941/06/28 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 15回 この商品を含むブログ (11件…

エレンディラ

ラテンアメリカ体験第二弾。ガルシア=マルケスが『百年の孤独』と『族長の秋』の間に描いた、あまりにも南米らしい魔術的短編集。 エレンディラ (ちくま文庫) 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,鼓直,木村栄一 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1988/12/…

カモ少年と謎のペンフレンド

眠る前に読む本を選ぶときには、薄いものを開いたりしない方が良い。パラパラ読み始めたつもりが、途中で止めることもできずに読み終えてしまうからだ。 カモ少年と謎のペンフレンド (白水uブックス―海外小説の誘惑) 作者: ダニエルペナック,Daniel Pennac,…

冬の夜ひとりの旅人が

悔しいとしか言いようがない。読後にどんな感覚に襲われるか、不安に包まれたまま読み進めていた。まさか途中で終わりもしないだろう、と思っていた矢先に、物語は完結した。あまりにも見事に、きめられた。悔しいとしか言いようがない。 冬の夜ひとりの旅人…

伝奇集

文学通を気取るのならば、ラテンアメリカは避けられない。だが僕がこれまでに読んだラテンアメリカの本はガルシア・マルケスの『戒厳令下チリ潜入記』だけだった。「ラテンアメリカ文学」ではなく「ラテンアメリカの本」と書いたのは、ガルシア・マルケスの…

影をなくした男

なんてこった、読み終わってしまった。深夜2時にパラパラと捲り始め、気付いたら4時になってしまっていた。 影をなくした男 (岩波文庫) 作者: シャミッソー,Adelbert von Chamisso,池内紀 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1985/03/18 メディア: 文庫 購…

笑いを売った少年

ミヒャエル・エンデ、エーリヒ・ケストナーと共に、ドイツでは三大児童文学作家と遇されているジェイムス・クリュスの代表作。 笑いを売った少年 作者: ジェイムスクリュス,James Kr¨uss,森川弘子 出版社/メーカー: 未知谷 発売日: 2004/03 メディア: 単行本…

フロッシー

三冊しかない「晶文社アフロディーテ双書」の一冊。英国の詩人スウィンバーンの著作として一応議決されているものの、著者が誰であるかの確証は未だに存在しないようだ。 フロッシー 作者: A・C・スウィンバーン,江藤潔 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 200…

黒い美術館

かつて白水社から刊行されていた、「マンディアルグ短編集」シリーズの三冊目。だが、原書の刊行年を見ると、これはマンディアルグの第一の短編集である。 黒い美術館―マンディアルグ短篇集 作者: マンディアルグ,生田耕作 出版社/メーカー: 白水社 発売日: …

女と人形

生田耕作が翻訳を手がけた、フランス文学の傑作。 女と人形 (アフロディーテ双書) 作者: ピエールルイス,生田耕作 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 2003/04/01 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログ (15件) を見る ピエール・ルイス(生田…

夜の果てへの旅

生田耕作が手がけた、フランス文学の巨峰、セリーヌのデビュー作。 夜の果てへの旅〈上〉 (中公文庫) 作者: セリーヌ,Louis‐Ferdinand C´eline,生田耕作 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2003/12 メディア: 文庫 購入: 11人 クリック: 224回 この商品…