宝島
児童文学の名作、新訳で復活。
ロバート・ルイス・スティーヴンスン(村上博基訳)『宝島』光文社古典新訳文庫、2008年。
子どもの心を失わないために。冒険物語は大人になってしまった今読んでも尚、僕らの好奇心を掻き立てる。
『宝島』を始めに、『ロビンソン・クルーソー』、『ガリバー旅行記』と、当時「海」は最高の冒険の舞台だったのだろう。高揚感と緊張の前では栞に出番はない。
蛇足だが、漫画『ワンピース』に登場する片足のコック――元ネタは『宝島』にあったようだ。この漫画が好きな人は是非読んで欲しい。
一気に読めて、面白い。普段本を手に取らない人にも薦められる本。