エーミールと探偵たち
誰かに「好きな作家は誰?」と聞かれたら、僕はきっと彼を選ぶのだろう。
- 作者: エーリヒ・ケストナー,ヴァルター・トリアー,池田香代子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 単行本
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エーリヒ・ケストナー(池田香代子訳)『エーミールと探偵たち』岩波少年文庫、2000年。
ケストナーの代表作とも言うべき本著は、他の作品と同じようにケストナー特有の「ご機嫌な話」だ。
「おばあちゃんをたずねる列車の中で、大切なお金を盗られてしまったエーミール。ベルリンの街を舞台に、少年たちが知恵をしぼって協力し、犯人をつかまえる大騒動がくりひろげられます」
枠を当てはめるなら、ケストナーは児童文学作家なのだろう。けれど、本当の児童文学は大人が読んでも面白い。「8歳から80歳までの子どもたちへ」。ケストナーを言い表すのに、これ以上の言葉は無いだろう。
- 作者: エーリヒ・ケストナー,ヴァルター・トリアー,池田香代子
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