Riche Amateur

「文学は、他の芸術と同様、人生がそれだけでは十分でないことの告白である」 ――フェルナンド・ペソア         

配架-日本文学

アイデン&ティティ

みうらじゅんによる、彼の人となりからは想像も出来ないほど感動的な作品。 アイデン&ティティ―24歳/27歳 (角川文庫) 作者: みうらじゅん 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 1997/11 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 24回 この商品を含むブログ (104件)…

長崎乱楽坂

『パレード』の作者による短編連作。 長崎乱楽坂 (新潮文庫) 作者: 吉田修一 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2006/12/22 メディア: 文庫 クリック: 4回 この商品を含むブログ (38件) を見る 吉田修一『長崎乱楽坂』新潮文庫、2007年。

箱男

カフカ賞が村上春樹に授けられたのを聞いて、思い出したのは安部公房の存在だった。 箱男 (新潮文庫) 作者: 安部公房 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/05 メディア: 文庫 購入: 12人 クリック: 69回 この商品を含むブログ (216件) を見る 安部公房『箱…

パレード

友人に薦められて手にした本です。これまで吉田修一の著作を読んだことはなかったのですが、素晴らしく文章が上手いと思いました。 パレード (幻冬舎文庫) 作者: 吉田修一 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2004/04 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 112…

幻獣ムベンベを追え

未確認巨大生物――この荒唐無稽な名詞の本意について、誰しもが一度は考えたことがあるだろう。しかし、考えることと実際に探すということの違いがどれ程のものか、その圧倒的な違いを教えてくれる本がある。 幻獣ムベンベを追え (集英社文庫) 作者: 高野秀行…

アフターダーク

今月の15日に、ようやく文庫化された村上春樹の中編小説。あと一週間文庫化が遅ければ、おそらくハードカバーを買ってしまったため、この遅すぎる文庫化を責めることはできない。 アフターダーク (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売…

ワセダ三畳青春記

一人旅をしている最中に立ち寄った、岩手は盛岡の「さわや」という本屋で、強く薦められていた本です。 「さわや」はポップの多い、今時珍しく趣味の匂いのする素敵な本屋で、このお店のブックカバーがまた何とも言えず素敵でした。こんな言葉が書いてありま…

ダンス・ダンス・ダンス

読み終わってから深く考えさせられる小説がある。読んでいても何も感慨の湧かない小説もある。しかし、これはそのどちらでもない。 ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/10/15 メディア: 文庫 購…

FINE DAYS

母に薦められて読んだ本を紹介します。 昨今売れ出した作家の本、というのには裏切られる回数が多かったので忌避していたのですが、さすが我が母親、この人は本物です。避けていたことを後悔させられました。 FINE DAYS (祥伝社文庫) 作者: 本多孝好 出版社/…

青の炎

高校生の頃に読んだ、ミステリー小説。 何故今更、思い出したのか。 理由はさっぱり浮かばないものの、そういうフィーリングを大切にしたいと思ったので紹介します。 青の炎 (角川文庫) 作者: 貴志祐介 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2002/10/25 メディ…

海辺のカフカ

世界の万物はメタファーだ。 完結している小説。 人間は何かに自分を付着させて生きていく。 海辺のカフカ (上) (新潮文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/02/28 メディア: 文庫 購入: 21人 クリック: 1,037回 この商品を含むブログ …